2012年1月16日月曜日

DDCジャパンドッグホスピタル 歯磨き

ここ数年でワンちゃんの寿命が延びそれに伴い歯の病気、特に歯周病が増えています。

3歳以上のワンちゃんで80%以上が歯周病にかかっているといわれているほどです。

そこでおススメなのが毎日の歯磨きです。


そもそもなぜ歯周病になるかご存知でしょうか?フードを食べると、当然その食べカスが

口の中に残ります。その食べカスに細菌が付着し増殖したものが歯垢です。この歯垢を

放っておくと、唾液中のカルシウムを吸着し、石灰化します。この石灰化したものが歯石

です。これら溜まった歯垢、歯石を放っておくとそこはさらに細菌が増殖し炎症が

おきます。炎症を放っておくと歯肉が赤くなってきたり(歯肉炎)や炎症が歯そのものに

徐々に侵し(歯周炎)進行していきます。一般的に歯周病はこれら歯肉炎と歯周炎を

あわせたものを言います。


歯周病を放っておくと、口臭の原因になったり、膿がたまって頬の皮膚を破って漏れ

出てきたり、また、腎炎、心内膜炎、肝炎などの原因にもなることもあります。



そこで歯周病を防ぐ方法としての歯磨きです。歯磨きに慣れさせるには仔犬のうちから

始めることが重要です。仔犬のころから始めれば成犬になっても続けやすいでしょう。

また成犬~シニア犬になると徐々に免疫力が落ち、歯周病が侵攻しやすくさまざまな

トラブルの原因になりかねます。最初は嫌がるかもしれませんが、ワンちゃんが慣れる

までは気長に、じっくり、焦らず続けていくと良いと思います。



DDCジャパンドッグホスピタル

0 件のコメント:

コメントを投稿