2014年9月11日木曜日

中毒のはなし

 今日は中毒のお話です。みなさん自分の飼っている犬が中毒になったことはありますか?
普段から飼い主が注意をしさえすれば、ほとんどの場合が避けられる中毒だと思いますが、
意外と頻繁に起きているようです。



食品によるもの

    ネギ中毒 (タマネギ、長ねぎ、ニラ、ニンニクなど)

          貧血、赤色尿、黄疸、食欲不振、下痢

    チョコレート・カフェイン中毒

          興奮、不整脈、鼻血、嘔吐、下痢、多尿

    古い食品・水、死肉

          嘔吐、下痢、食欲不振、多飲多尿、鼻血




農薬によるもの     

    殺虫剤、殺鼠剤

          嘔吐、下痢、流涎、痙攣、縮瞳、意識混濁

    ヒ素中毒

          流涎、嘔吐、虚脱、痙攣、呼吸困難

    

金属によるもの

    鉛中毒(ペンキ、ハンダなど)

          嘔吐、下痢、食欲不振、不安、興奮

    水銀中毒(水銀電池、体温計)

          流涎、嘔吐、下痢、麻痺



植物によるもの

     植物中毒(スイセン、ポインセチア、イチヂク、シャクナゲ、

                           クルミ、アロエ、クロッカスなど)

            嘔吐、下痢、流涎、痙攣、呼吸困難、ショック



その他

     洗剤、石けん、漂白剤、シャンプー、マッチ、ガソリン、

     灯油、アルコール、肥料、タバコ、花火など

            元気消失、嘔吐、下痢、食欲不振、黄疸、

            赤色尿、咳、流涙、呼吸困難

     ヒキガエル中毒

             嘔吐、流涎、縮瞳、痙攣



 この中でも比較的みなさんが出くわす場面が多いのはやはり食べ物による中毒ではないでしょうか。もし知らなければ、タマネギ入りのハンバーグの切れ端や、チョコレートをひとかけ、などついつい与えてしまいそうです。しかしこれらは場合によっては、重症になりかねない中毒物質なのです。

 他には中毒性植物なども、植木に生えているとワンちゃん達は興味を持ってちょっと口にしてしまうこともあります。

 庭の手入れで殺虫剤を使った後なども注意が必要です。

 しかしほとんどの場合、中毒物質を食べたり飲んだりすることから起こります。なによりも大切なのは飼い主が自分の愛犬の周りに中毒の原因になりうるものを置いておかない、近づけないことです。そのためにも中毒性物質となるものの知識が必要だと思います。

 上であげたものは代表的なものですが、どこか頭の片隅に記憶してもらえると幸いです。

 
                                       獣医師・伊礼

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