2014年6月25日水曜日

ノミ・ダニのはなし

今回は「ノミ」「ダニ」のお話をしたいと思います。

 ノミの代表的な被害と言えば激しいかゆみ、ダニによって引き起される被害は皮膚炎、

貧血などですが、実は他にも色々な病気を起こすことをご存知でしょうか?最近ニュース

でも話題になったSFTS(重症熱性血小板減少症候群)もその一つです。


ノミによる被害
   1.かゆみ 
       ノミが体中を動き回ることで激しいかゆみを伴う
   
   2.貧血 
       子犬に大量寄生した場合

   3.ノミアレルギー性皮膚炎 
       ノミの吸血時に犬体内に入る唾液成分が原因でアレルギー反応が起こり、
       激しいかゆみ、湿疹、脱毛が起こる

   4.瓜実条虫
       いわゆるサナダムシで、犬がグルーミングなどで瓜実条虫を持つノミを
       食べてしまうことにより小腸に寄生する

ダニによる被害
   1.貧血 
      ダニの吸血
   
   2.皮膚炎 
      ダニの吸血

   3.犬バベシア症
      バベシア原虫が赤血球に寄生し、それを破壊。貧血、黄疸などを起こす。

   4.ライム病
      ダニから犬(発熱、食欲不振)、人(神経症状、関節炎)にも感染

   5.SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
      人がマダニに咬まれることで、マダニが保有するSFTSウイルスに感染する。
      
      


   ノミ・ダニの色々な被害、意外と知らなかった

  のではないのでしょうか?あなたの愛犬を

  これらの病気から守るためにも、しっかり

  ノミ・ダニの予防・駆除をしてあげましょう。


                             獣医師・伊礼










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